HOCAD マニュアル
HOCADはJWCADの高い操作性と性能を継承したフリーウェアの二次元CADソフトです。HOCADのダウンロードが出来るホームページの案内やHOCADの使い方やマクロ、dxf変換や測量などの解説。
HOCADの解説
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HOCADはフリーウェアの2次元汎用CADソフト。日本で最も幅広く多くのジャンルのユーザーに支持されているCADソフトJWCADの操作性を引き継ぎ、JWC形式の図面データの読み込みと保存に対応しているなど、JWCADのDOS/V版と100%の互換性をもちつつWin32ならではの機能を満載した汎用CADです。JWCファイルでは保存できない画像データや特殊フォントや均等割付などは独自の形式で保存することが出来ます。ウィンドウ左側のツールボックスで機能を選択し、ウィンドウ中央の描画キャンパス上で作図することができる。6色のペンと8種類の線を選択可能で、画面には表示されるが実際には印刷されない補助線や仮点なども使用できる。16レイヤー×16グループの計256レイヤーを使用でき、JWCAD用の外部変形バッチや変形マクロにも対応しています。現在HOCADはバージョン2.70と開発中の次期HOCADのHOCAD paoの試用版があります。
HOCAD Pao

HOCAD Paoは開発中の次期型HOCADで、現在では試用版第2段まで公開されています。完成度は約90%位ですが概ね実用に耐えうる状態になっています。HOCAD Paoのダウンロードは公式HPから行えます。 HOCAD Paoの試用版はセットアップ手続きは特にありません。ダウンロードした実行ファイルをダブルクリックするだけでHOCAD Paoが動きます。 またHOCAD Paoで読み込むことの出来る図面ファイルは"旧hoc形式"と"jwc形式"の2種類です。 書き出しの出来る図面ファイルの形式は"新hoc形式"のみとなっています。新hoc形式の図面ファイルは旧HOCADでは読めませんので注意してください。またHOCAD Paoの試用版にはヘルプは実装していません。
HOCAD Paoの特徴

HOCAD PaoはSXF仕様に準拠しています。HOCAD Paoは内部でのデータ仕様をほぼ完全にSXF仕様とすることで、SXF仕様が要求する入出力用の構造体をそのままの状態で作成することができるようになり、今まであったようなさまざまな不具合を解消しています。他の図面と見比べながらの製図作業や、図面間複写の操作が簡単に出来るようにMDIアプリが付きました。HOCADでは1図面に対して単一ウィンドウでの作業しかできませんでしたが、HOCAD Paoは一般的な表計算ソフトなどと同様に複数のウインドウを使うことが出来るようになったのです。そのほかのHOCAD Paoの特徴はオプションダイアログの採用や更に充実した測量座標の操作や手軽な写真帖などがあります。
HOCAD PaoとHOCADの違い

HOCAD PaoはHOCADにくらべて精度が向上しています。HOCAD Paoでは座標値・距離・角度など全ての数値を倍精度実数値(Double)以上の精度で管理しているので、全ての図面要素の数値精度が飛躍的に向上しています。また、起動環境ファイルでの起動時の環境設定は完全に廃止し、テンプレートファイルによる起動に変更されています。そのほかマウス右ドラッグ機能も強化や多彩な画面構成や線種や文字仕様の変更していて、作図過程でフィーチャの色を意識しながら作業できるようになっています。
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